独学の始め方

ピアノを独学で弾けるようになりたい大人へ|弾きたい曲に届く5つの手順片手・入門・初級・原曲の順に段を上げる

弾きたい曲まで5手順

先に結論

弾きたい曲は、今の自分に合う段階の楽譜を選べば独学で届きます。片手、入門、初級、原曲の順に上げていきます。

  • メロディだけの楽譜や入門・初級アレンジなら、独学で弾きたい曲に届きます
  • 楽譜を買う前に、左手・和音・リズム・速さの4つで曲の難しさを測ります
  • 教本は曲に足りない力を足すために並行し、合図が出たら1段上の楽譜へ進みます

ピアノの楽譜がまだ読めなくても、今の自分に合う段階の楽譜を選べば、弾きたい曲は独学で弾けるようになります。原曲どおりに弾きたい人は、教本で基礎の練習を足しながら、同じ曲の楽譜を1段ずつ上げていけば届きます。

キーボードを買ったのに、ピアノの教本から入るか弾きたい曲から入るかで迷っている大人の初心者に向けて、曲までの道筋を5つの手順に分けました。手順ごとに、次へ進む合図も置いてあります。

独学でも弾きたい曲は弾けるようになる。届く範囲と道筋を先に知る

この章の答え

メロディだけの楽譜や、入門から初級のアレンジ楽譜なら独学で届きます。原曲どおりの楽譜は、アレンジで段階を上げた先にあります。

範囲をはっきり分けられるのは、同じ曲でも楽譜によって難しさがまるで違うからです。出版社や楽譜サービス(ネットで曲ごとに楽譜を買えるサイト)は、1つの曲を何種類にもピアノ用に編曲して売っています。片手だけの楽譜から原曲に近いものまであり、どれを選ぶかで「弾ける」までの距離が変わるわけです。

楽器や教本の用意がまだの人は、大人のピアノ独学で用意する3つと1か月の練習メニューで準備を済ませておくと、この先の手順1にすぐ入れるでしょう。

この記事に出てくるリンク先は、必要になったときに開けば足ります。手順1は、この記事だけで始められるはずです。

独学で届く範囲:メロディだけ・やさしいアレンジなら届く

独学で届きやすいのは、左手の動きが少ないピアノの楽譜です。左手が長い音を押さえるだけなら、右手のメロディに集中できます。

この先によく出てくる言葉は、次の3つです。

  • 音名:ドレミのような音の名前
  • 指番号:親指を1、小指を5と数える指の呼び名
  • 小節:楽譜を縦線で区切った1区画のこと。「8小節」なら区画8つ分

音名と指番号が書かれた楽譜なら、楽譜の読み方を先に覚えなくても右手のメロディは弾けます。左手が速く動く原曲や、強弱の細かい指示が多いクラシックのピアノ曲は、独学だけで仕上げるには時間がかかるでしょう。

楽譜の形独学で届くか理由
右手のメロディだけ届く音名と指番号が分かれば弾ける
入門アレンジ(左手は長い音)届く両手を合わせる練習で済む
初級アレンジ(左手も伴奏で動き続ける)届く。時間はかかる左手の伴奏を別に練習する
原曲・原曲に近い楽譜アレンジで段を上げた先で届く速い動き、ペダル、広い音域が重なる
クラシックの表現(強弱・音色)独学では判断しにくい録音を聞いても良し悪しを決めにくい

原曲の楽譜とは、曲で鳴っている音をなるべく省かずにピアノ用に書いた楽譜のことです。ペダル(足で踏んで音を伸ばす操作)や、鍵盤の端から端まで使う広い音域が加わり、難しい要素が1曲の中にまとめて出てきます。

アレンジの段階で1つずつ慣れておけば、原曲で新しく覚える動きは少なくて済みます。メロディは同じです。

弾きたい曲までの道筋を一覧で:片手から入門・初級アレンジ、そして原曲へ

道筋は、同じ曲を楽譜の段だけ替えて弾き直す形です。

  1. 片手:右手のメロディだけ

    弾きたい曲のサビなど、知っている8小節を右手だけで弾きます。音名と指番号の付いた楽譜を選べば、楽譜が読めなくても弾けます。
  2. 入門アレンジ:左手は長い音

    左手が1小節に1音ほどの楽譜です。両手を合わせて、1曲を最後まで通すのがこの段の目標でしょう。
  3. 初級アレンジ:左手が伴奏の形

    左手が和音(ドミソのように複数の音を同時に押さえる形)や分散和音(和音を1音ずつ順に弾く形)で、伴奏を続ける楽譜に替えます。
  4. 原曲:届かない小節だけ部分練習

    アレンジで省かれていた動きの小節だけを取り出せば十分です。

メロディが耳と手に入った状態で次の段に移れるので、新しい曲に替えるより音を拾う手間がかかりません。どの段で止めても、その段の楽譜で1曲を通せた力は手に残ります。メロディだけで満足できる人は1段目で目標に届き、原曲どおりを目指す人は次の段へ進めばいいわけです。

弾きたい曲を独学で弾けるようになる5つの手順

この章の答え

曲を1曲決めて難しさを測り、今の段の楽譜を選びます。教本と並行して弾き、合図が出たら次の段の楽譜に替えます。
電子ピアノの前で、大人が同じ曲の難しさの違う楽譜を2枚並べて見比べている場面

この順に並べたのは、楽譜を買う前に、弾きたい曲と今の自分との距離を測れるようにするためです。距離が分かれば、買う楽譜も、教本に任せる練習も決まります。

手順1:弾きたい曲を1曲決め、「どう弾けたら満足か」を決める

満足の形を先に決めるのは、同じ「弾ける」でも中身によって必要な練習が変わるからです。右手でメロディが弾ければ十分な人と、原曲どおり両手で弾きたい人とでは、選ぶ楽譜も練習の量も違ってきます。

  • 右手でメロディが弾ければいい
  • 左手を添えて、両手で曲の形になればいい
  • 伴奏付きで、聴いた曲に近い響きにしたい
  • 原曲の楽譜どおりに弾きたい

候補が何曲もあるなら、テンポがゆっくりで、サビを口ずさめる曲を先にするのがいいでしょう。選んだ曲は、ピアノの練習を始める前の1週間、1日1回は通して聴いておくと音の並びが頭に入ります。

曲名と選んだ満足の形は、紙に1行で書いておきましょう。

手順2:曲の難しさを左手・和音・リズム・速さの4つで測る

曲全体の印象で見ると「無理そう」か「いけそう」かしか分からないので、要素に分けて見ます。楽譜が読めないうちは、ピアノの演奏動画を見ながら耳と目で当てはめるだけで十分です。

要素やさしい難しい
左手の動き長い音を1つずつ押さえる休まず動く、低い音から高い音へ跳ぶ
和音1音ずつ弾く3音以上を同時に押さえる所が続く
リズム同じ長さの音が並ぶ付点のはねるリズム、シンコペーション
速さ歌える程度のゆっくりした曲細かい音符が速く続く

楽譜が読めない人は、次の見方で当てはめていきます。

  • 左手:演奏動画で左手だけを追い、止まっている時間が長いか、ずっと動いているかを見る
  • 和音:楽譜の見本ページで、音符が縦に3つ以上重なった所が続くかを見る
  • リズム:曲に合わせて手拍子をし、手拍子とずれて入る音が多いかを聞く
  • 速さ:サビを口ずさめる速さか、細かい音が続くかを聞く

見本ページとは、楽譜サービスで買う前に楽譜の中身の一部を見られるページです。用意していないサイトもあるので、そのときは演奏動画だけで測ります。

付点のリズムは「タッカ」とはねる形です。シンコペーションは、手拍子を打つ所(拍の頭)より少し前に音が入り、前のめりに聞こえるリズムのことです。

難しい側に入る要素が2つ以上ある曲は、手順3で同じ曲の1段やさしい楽譜を選べば、曲を替えずに距離を縮められるでしょう。

手順3:今の自分に合う段階の楽譜を選ぶ(「初級」は入口ではない)

未経験の人なら、入門か片手の楽譜を選ぶのがいいでしょう。ピアノの楽譜サービスには初級の下に「入門」や「超初級」の段を置いているところがあり、初級の楽譜にはもう左手の伴奏や手の移動が入っているからです。

楽譜の買い方は、ネットの楽譜サービスで1曲ずつ買うか、書店や楽器店でピアノ曲集を買うかの2通りです。ネットなら「曲名 入門」「曲名 やさしい」のように、曲名と段の言葉を合わせて検索すると早いでしょう。

段の表記(楽譜のレベル)は目安です。出版社やサービスごとに基準が違います。表記で候補を絞ったら見本ページか演奏動画を開き、手順2の4つの要素で確かめてから買うと選び間違いが減るでしょう。

段ごとの曲の例と、1ページ目で今弾けるかを見る項目は、初心者のピアノ練習曲を4段階で選ぶ方法にまとめました。

迷ったら、低いほうの段の楽譜を選んでください。1曲を最後まで通した経験があると、次の段で止まったときに戻る場所が分かり、挫折しにくくなります。

手順4:教本を橋渡しにして、弾きたい曲と並行する

ピアノの教本は、弾きたい曲に足りない力を順番に足すために使います。楽譜の読み方や指番号、左手の動きは、弾きたい曲だけを弾いていると身につく順番がばらばらになるからです。

教本と曲の比重は、手順1で決めた満足の形と、弾きたい曲の数で決まります。

弾きたい曲が1曲だけいろいろな曲を弾きたい
練習の主役弾きたい曲教本
教本の使い方曲で止まった動きを教本で探して練習する1冊目を最初から順に進める
合う満足の形メロディだけ、入門アレンジまで初級アレンジ、原曲、楽譜を見て弾く

1日20分ピアノを弾けるなら、1曲だけの人は曲に15分、教本に5分の配分がおすすめです。曲が主役なので時間の4分の3を曲に回し、教本は止まった動きを探して弾く分だけあれば足りるでしょう。

いろいろ弾きたい人は逆です。教本の練習に15分、曲に5分にすると、楽譜を読む力が先に育ちます。20分は目安で、毎日弾けない人や時間が短い日も、この割合で分ければ進め方は同じです。

弾きたい曲の楽譜に指番号が付いていない所は、教本で同じ形の動きを探し、そこで使っている指を書き込めば迷いません。

1冊目の教本は、楽譜が読めない大人向けのピアノ入門教本から選べば、この記事の手順と組み合わせやすくなります。種類ごとの違いは大人のピアノ教本の4種類と1冊目の選び方で比べるのが早いでしょう。

手順5:次の段階の楽譜に進む合図

次の段に進む時期は、日数より手の状態で決めます。1日にピアノを弾ける時間は人によって大きく違い、同じ1か月でも手に残る動きの量が変わるためです。

  • 今の段の楽譜を、止まらずに最後まで通せる
  • 楽譜に書いた指番号どおりに弾ける
  • ゆっくりのテンポなら、両手がずれずに合う
  • 3日続けて弾いても、通しで止まる小節が出ない

全部そろったら、同じ曲の1段上の楽譜を買う時期です。

週末ごとに合図を確かめ、そろった日を書き留めておくと、1段上がるのに自分が何週かかるかが見えてきます。

止まる小節が残るうちは、その小節の前後だけを取り出して1日に数回ずつ練習するのがおすすめです。最初から通すより止まる所を弾く回数が増えるので、早く抜けられます。

いきなり弾きたい曲から始めるのはNG?教本が先か曲が先かの決め方

この章の答え

NGとは決まっていません。弾きたい曲に入門アレンジの楽譜があって、1曲だけ弾ければいい人は曲から入れます。

意見が割れるのは、目標によって正解が変わるからです。

教本から入るのは楽譜を読む力を先に育てたい人、曲から入るのは1曲を弾ける喜びを先に味わいたい人に向いています。

曲から入っていい人・教本を先にしたほうがいい人

決め手は、弾きたい曲に入門アレンジの楽譜があるかどうかです。目標による分け方は手順4の表で見たので、ここでは楽譜とジャンルで分けます。

曲から入っていい人教本を先にしたほうがいい人
楽譜弾きたい曲に入門か片手の楽譜がある原曲か初級以上の楽譜しか見つからない
ジャンルJ-POP、アニメ、映画の曲クラシックの曲
続け方曲で止まった所を教本で補う教本の両手の曲まで進めてから曲を足す

クラシックを教本の側に置いたのは、原曲の楽譜で弾くことが目標になりやすく、楽譜を読む力がないと先へ進めないからです。J-POPやアニメの曲はピアノのアレンジ楽譜の種類が多く、入門の段から入れる曲が見つかりやすいですね。

入門の楽譜が見つからず教本から入った人は、教本の両手の曲まで進めた所で、弾きたい曲の初級アレンジを手順2で測り直します。難しい側の要素が1つ以下になっていれば、そこから曲に戻ってかまいません。

曲から入った人も、教本を1冊手元に置いておけば、止まったときの戻り先になります。

楽譜が読めないまま、動画や光る鍵盤で覚えて進めていいか

この章の答え

1曲目は動画や光る鍵盤で覚えてかまいません。2曲目からは、楽譜を読む練習を少しずつ混ぜます。
タブレットの演奏動画を見ながら、大人が電子ピアノの鍵盤で右手のメロディを確かめている場面

動画で済ませるのを1曲目までにするのは、覚えた曲の数だけ同じ作業をくり返すことになるからです。動画や鍵盤が光るピアノの練習アプリは、音の並びと鍵盤の位置を目で追えるので、楽譜が読めない人でも最初の1曲には早く届きます。再生速度を0.5倍に落とせる動画サイトなら、指の動きも追いやすいでしょう。

楽譜が必要になるのは、次のような場面です。

  • 2曲目以降を、動画のない曲やアレンジで弾きたいとき
  • 同じ曲を入門から初級の楽譜に替えるとき
  • 途中で止まった小節から弾き直したいとき
  • 指番号や音の長さを確かめたいとき

楽譜にドレミを書き込むのも1つの方法です。1曲目は全部の音に、2曲目は各小節の最初の音だけに、と書く量を減らしていけば、楽譜を見て音を拾う力が育ちます。読めるようになる順番は、楽譜が読めない大人が読めるようになる5つの手順に分けて書きました。

動画で1曲を通せたら、同じ曲の楽譜を1枚手に入れて見比べてください。耳で知っている曲なので、音符と音の対応が覚えやすくなります。

弾きたい曲に届かないときのつまずき3つと次の手

この章の答え

止まったら、曲を替える前に楽譜の段を下げるか、教本との比重を変えるのが近道です。

上達が止まったように見える場所には、今の段で足りない動きが出ています。別の曲に移っても同じ動きで止まるので、症状に合わせて練習を変えるほうが早いでしょう。

症状原因次の手
曲が難しすぎて、何週間も同じ所で止まる楽譜が今の段より上にある手順2で測り直し、1段やさしい楽譜に替える
教本が退屈で、ピアノを開かない日が増える弾きたい曲の時間が少ない練習の最初に弾きたい曲を弾き、教本は後に回す
片手は弾けるが、両手にすると止まる左右の手に別の動きを任せるのが初めて左手を各小節の最初の1音に減らし、ゆっくり合わせる

両手で止まるのは、片手から両手に移る段でよく起きます。左手を減らして合わせられたら、省いた音を1日に1音ずつ戻していきます。

退屈は、離れる前の合図です。教本が退屈になった人は、ピアノを開かなかった日数を数えてみてください。3日以上空いたら、次の日は弾きたい曲だけを10分練習する日にすると、また鍵盤の前に座りやすくなります。

状況別の進め方:未経験・子どもの頃に習った・キーボードしかない

この章の答え

未経験の人は片手の楽譜から入ります。子どもの頃に習った人は初級から、キーボードの人は楽譜の音が鍵盤に収まるかを先に見ます。
鍵盤の少ないキーボードの上に楽譜を置き、大人が楽譜の一番低い音と高い音の位置を指で確かめている場面

入口を分けるのは、楽譜を読む力と指の動きの残り方が、経験によって違うからです。

未経験の人は、ここまでの手順1〜5をそのまま進めれば足ります。

状況入口の楽譜気をつけること
未経験で楽譜が読めない音名と指番号付きの片手の楽譜1曲目は動画を併用し、2曲目から楽譜を読む
子どもの頃に習っていた初級アレンジ楽譜は読めても指は落ちている。手順5の合図で段を上げ下げする
他の楽器の経験がある入門アレンジ右手の楽譜は読めても、左手のヘ音記号は読み直しになる
キーボードしかない片手から初級アレンジ楽譜の一番低い音と高い音が鍵盤に収まるかを先に確かめる

ト音記号は右手の楽譜の頭に、ヘ音記号は左手の楽譜の頭に書かれる記号です。記号が違うと、同じ線の上の音符でも別の音として読みます。とはいえ、音名付きの楽譜なら記号が読めなくても大丈夫です。

子どもの頃に習っていた人は、昔弾いたピアノの曲集の1段下から戻すのが安全です。初級アレンジで2週間練習しても止まる小節が減らないなら、入門に下げて立て直せます。

キーボードの人は、楽譜で一番低い音と一番高い音を音名か演奏動画で探し、自分の鍵盤で押さえてみてください。両方とも鍵盤にあれば、その楽譜はそのまま使えます。

押す強さで音の大きさが変わらない機種でも、メロディと入門アレンジまでなら練習に使えます。

強弱をつけて弾きたくなった時が、楽器を見直す時期です。

独学のままでいいか、人に見てもらうべきかを分けるサイン

この章の答え

手首の痛みが続く、同じ所で2週間以上止まるなど、下の4つのどれかが出たら、人に見てもらう時期です。

ピアノの独学で気づきにくいのは、姿勢や手の形、指使いのくせです。自分では見えない所なので、録音や動画で確かめても判断がつかないことがあります。

どれも出ていないうちは、独学のまま進めて大丈夫です。

  • 弾いたあとの手や手首の痛みが何日も続く
  • 同じ小節で2週間以上止まっている
  • 手順5の合図が出ず、何か月も同じ段の楽譜のまま
  • 録音を聞いても、どこが悪いのか分からない

手や手首の痛みが何日も続くときは、練習を休んで医療機関で相談してください。弾き方が原因かどうかは自分では決められないので、痛みが治まってから体験レッスンで手の形を見てもらうと、原因を探す手がかりになります。

ほかのサインなら、まず1回だけ人に見てもらうのがおすすめです。オンラインレッスンは家の楽器のまま受けられ、ピアノ教室の体験レッスンなら先生に姿勢を横から見てもらえます。独学の壁の種類と、それぞれの次の一手はピアノの独学で伸び悩む大人が見分ける4つの壁で確かめるのが近道です。

よくある質問

何か月くらいで弾きたい曲が弾けるようになりますか?

1日に弾ける時間と、目標にする楽譜の段で大きく変わるため、この記事では期間ではなく手順5の合図で区切っています。週末ごとに合図を確かめ、そろった日を書き留めておくと、1段上がるのに自分が何週かかるかが分かり、その先の見通しも立てやすくなります。

弾きたい曲の楽譜が「上級」しか見つからないときは?

同じ曲の別のアレンジを、ほかの楽譜サービスや書店の曲集で探します。それでも見つからなければ、上級の楽譜から右手のメロディだけを取り出して弾く方法があります。その間は教本を進め、両手の曲まで来たら、もう一度入門や初級の楽譜を探してみます。

楽譜にドレミを書き込むのはよくないですか?

書き込んでかまいません。最初の1曲は全部の音に書き、次の曲からは各小節の最初の音だけにするなど、書く量を減らしていくと楽譜を見て音を拾えるようになっていきます。指番号も同じように、迷った所にだけ書き足します。

平日に時間が取れなくても、独学で弾けるようになりますか?

弾けるようになるまでの日数は延びますが、進め方は同じです。平日は止まる小節だけを数回弾き、通しで弾くのは週末に回すと、短い時間でも次の段の合図に近づけます。夜に弾くなら、ヘッドホンをつなげる電子ピアノかキーボードが便利です。

弾きたい曲が何曲もあるときは、どれから始めればいいですか?

入門アレンジの楽譜が見つかる曲の中から、テンポがゆっくりで、サビを口ずさめる曲を1曲選びます。1曲目を通せたら、2曲目は楽譜を読む練習を兼ねて、動画のない曲を選ぶと力がつきます。

まとめ:今日、弾きたい曲と最初の楽譜を決める

  • ピアノで弾きたい曲は、片手、入門、初級、原曲と楽譜の段を上げていけば独学で届きます
  • 楽譜を選ぶ前に、満足の形を決め、左手・和音・リズム・速さで曲の難しさを測ります
  • 教本は、曲に足りない力を足すために並行して使うのがおすすめです
  • 止まったら曲を替えず、段を下げるか、教本との比重を変えます

今日は、弾きたい曲を1曲紙に書き、その曲の入門か片手の楽譜を「曲名 入門」で探してみましょう。今日はここまでで十分です。

楽譜が見つかったら、演奏動画で手順2の4つの要素を当てはめ、難しい側が1つ以下の楽譜を1枚買えば、明日から練習に入れます。

子どもの頃に習っていた人なら、初級アレンジの見本ページを開いて、手順2の表に当ててみるのがおすすめです。

教本は、書店で選ぶ大人向けのピアノ入門教本で足ります。映像を見ながら順番どおりに進めたい人には、DVD付きの教本もあり、収録内容は公式ページで確かめられます。

出典:マナビーノ「ピアノ講座 1〜3弾セット(DVD付き)の収録内容」(2026年10月確認)

出典

  1. マナビーノ「ピアノ講座 1〜3弾セット(DVD付き)の収録内容」(2026.10.14確認)

更新履歴

  1. 2026.10.18 公開